必然的な巡り合わせ 《 番外編 完結 》



えみりさんはというと、目を大きく見開き口をポカンと開けて驚いている。


その後すぐに我にかえって辟易し「失礼しまーす。」と逃げる様に席を外した。




その光景にえみりには申し訳ないなと思いつつ声に出さない程度に笑って

『蓮さん。恐すぎます!』と言うと

えみりさんのお喋りを一喝で黙らせ退散させた蓮さんは



『ああいう、厚顔無恥な人間はこっちが黙ってると付け上がる。望の職場だから最初は我慢したが、限界がきた。』と、


言葉はいつもよりきつめだけど、雰囲気がいつもの蓮さんに戻っていて安堵した。


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