必然的な巡り合わせ 《 番外編 完結 》



♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪


再びしつこい位に軽快なリズムで鳴り響く携帯。

好きなアーティストの曲が今は不愉快で仕方ない。


携帯のディスプレイに映し出された番号を見つめながら、一刻も早く鳴り止むのを待つ。




『出なさい。』

背後からいきなり声を掛けられ体が一瞬ビクッとした。


『・・でも』

出たくない。
話なんか・・したくない。



蓮さんに出会っていなかったら、きっと飛び上がって喜んで電話に出ていたと思う。


だけど今は・・・


『いいから出なさい』

少しだけ強い口調で言われて『はい。』と答え渋々通話ボタンを押し携帯を耳に押し当てた。




< 73 / 282 >

この作品をシェア

pagetop