必然的な巡り合わせ 《 番外編 完結 》
着信拒否にしていなかった自分に、そして追い打ちをかけるかの様に健次の無神経さに、苛立つ気持ちをグッと押さえ携帯を握りしめながら目を閉じた。
♪〜♪〜♪〜♪〜♪
三度鳴り出す携帯
相手はもちろん・・・。
もう話もしたくない。関わりあいたくない。
あんなのを大好きだった自分に・・恋は盲目とはよく言ったもので。
健次の事を本当に何も見えてなかった自分に心底腹が立った。
・・もうどうしたらいいかわからないよ。
『ちょっと携帯貸して』
『えっ?』
さっと私の手から携帯を取り通話ボタンを押した・・蓮さん