病んでいても愛したい。
* * *
夢と現実がごっちゃの中。
「帰ったぞー、あれ神田いんの」
そんな声。
返事しようと思ったら面倒くさく、寝たままの姿勢で何もしなかった。
扉が開く音。でも半開きもしていないのか、すぐに閉じた。
中に誰かが入った気配はしないし、うるさいような声はもうしない。
深は気が利く。
寝かしておこうとリビングに戻ったんだろう。
心でありがとう、おやすみを言って。
覚醒しかけた意識を、私はまたとじ、た――