向日葵。
出会い
「あのー・・・すいません。」

聞き慣れない男の人の声。

ついたてから顔をだすと、

見たことない男の人。

「先生、いるかな?」

そう言うと男の人は

くるりと後ろを向いた。

背中に女の子を背負っている。


「先生はトイレの見回り・・・貧血ですか?」


「うん、多分・・・入学式で倒れちゃって・・・。」


男の人は先生らしい。

奥のベッドに案内した。

ベッドに女の子を寝かせ、

かがんだ時に見えた名札・・・


西村・・・先生。

「ありがとう。」

それだけ言って、先生は

保健室を出た。
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