修学旅行★幼なじみと甘いキス
「はい高橋ちゃん♪」

「!?」


でもすぐにその目をバッ!とそらし
うろたえていると
ふいに健くんが1本のポッキーを差し出してきた。


それを見てわたしはさらに心臓がギョッとしながらも
周りの声に押され、おずおずとそれを口にする。


「キャ、キャァー!?(笑)
こ、これはもうマジでやっちゃう感じ!?」

「キース!キース!」

「翔~、いちおう他の女子も見てんだしさァ
やんのは軽いのだけにしてやってよ~♪」


座席では手で両目をうっすらと隠して
恥ずかしそうにしてる女の子たちもいる中

男子たちの
遠慮のない冷やかしの声は、さらに度を増して来る。


あまりの注目の浴び方に
わたしはここから逃げ出したくなるくらい、顔中が真っ赤になった。
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