6年1組
ウチは、電話を手に取った。翔の家には結構、電話を掛けているから緊張はしなかった。

ピッポッパッポッ

プルルルル

プルルルル

ガチャッ

「はい、飯山です」

出たのは翔だった。


「もしもし? 翔?」

「誰?」

「まどかだよ!! ちょっと良い?」

「何?」

それから他愛もない話をした。そして……。


「じゃぁな」

「あっっ、あのさぁ……」

「ん?」

ドキドキ……ドキドキ……
ヤバいーッ心臓がぁ心臓がぁ……(汗)。

「何だよ〜」

何も言わないウチに翔が言ってきた。





「あのさっ!!」
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