ヒレン

展望台

バタバタと仕事をこなしているうちに空はすっかり暗くなっていた。


一通り客室の夕食も終え、少しホッとする時間。



天体観測を本格的に楽しむ展望台までは旅館から車で10分


無料の送迎バスを出している。

「すいません、姫雪湖の展望台まで行きたいんですが」



「はい。送迎バスを出しておりますのでフロントの方でお申し込みを」


背後から声をかけられ振り向くと秀明と智子の姿があった。


一つ深呼吸をして



「お部屋番号とお名前をお願いいたします。お荷物をどうぞ。お先に車まで運ばせていただきます」



秀明の手にあった望遠鏡と思われる荷物を受け取り、

先にと言われた智子を車へと案内する。

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