ヒレン
遮光カーテン越しに、
微かに朝日がさす頃、

智子と眠っていた秀明は目を覚ました。


すでに起きていた真が声をかける。


「お早う。長崎、気分は?」



「かなり楽になった」



そう言って秀明から体温計を受け取ると、脇に挟み計り始めた。しばらくすると電子音が鳴り響く。



「37度5分か。まだ熱あるけど、大分良くなったな。和真が戻ってくるまであと2日大人しく寝ていれば大丈夫だろう」



「うん。二人とも助かった」


「困ったときはお互い様。何かあったらPHSにかけろよ」



そう言うと二人は智子の部屋を後にした

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