くちびるの純情 薬指の約束
あんなこと聞いちゃったせいか今でにないくらい怖い。




病院の中にはいると看護師さんたちの制止も聞かず二人で処置室まで走った。




ソファーに座っているおばさん、渉ちゃん。



泣いてる?






「大丈夫。持ちこたえた。まだ意識は戻ってないけど」


「渉ちゃん」



よ、良かった


「ごめんね、ひかりちゃん。心配かけちゃって。先生もすいません」

目元が少しだけ赤いおばさん。



その問いに首を横に振る
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