オオカミなんか
怖くないっ!!
気がつくと
涙がポロポロこぼれていた。
このアタシが!
学校で泣くなんて!!
『ミツキ』らしくない!
すれ違う生徒達が
みんなアタシを見て
笑ってるような
ひねくれた気持ち…。
本当の『アタシ』って…
「わっ!!」
「きゃっ!!」
廊下の角を曲がったところで、誰かにひどくぶつかってしまった。
「ご、ごめんなさい」
「ミツキ…?」
顔を上げると
驚いたような表情のユマがアタシを見ていた。
「ユマ…」
アタシの涙は
止まらなくなった。