【短編集】エーテルの底で


「時々思うんだ。僕は本当に此処にいるのだろうか…とか。真実なんて約束されたものじゃない。そう考えると不安でたまらなくなる」



それは低くうなだれるような声だった。

この空の高さとはあまりにも不似合いな。


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