仮面の君
そんな人が突然と教室に現れた兄と仲良く?お話なんてしてるではございませんか!
知り合いとか妹でもあるわたしも知らないんですけどー。
「んじゃあな、聖。おい、唯も授業ぼーっと聞いてんじゃねえぞ」
「兄に言われたくない!」
そう言うと歩き始めていた足を止め、くるりと振り向いた。
「弱い犬ほど良く吠えるって知ってるか。首席で卒業したかんね、俺」
んじゃ。
と言って兄は消えた。
んにゃろー!
お弁当持ってきてくれたことはありがたいけど、相変わらず生意気!