アナタだけのお姫様


「西塚さんは小さくて可愛いから迷子にならないか心配でね」


「なんか……照れちゃう」


 彼女の頬が真っ赤に染まっていようが、俺にはどうでもいい。


 きっとこの光景を日和が見てると信じて……手を繋ぎ続ける。


 そして――やっぱり日和は見ていたのだろう。


 その日から、少しずつだけど神経質になっていった。

< 447 / 525 >

この作品をシェア

pagetop