いつも一緒だよ
「あれー? 恵理香ァ、ビビってんのォー?」

「べ、別にビビってはいないけど!」

「恵理香は霊とかの類は信じないんだから、何も気にする事ないんじゃなーい?」

「うーん、でもォ…美紅ってコからあんな風に言われたらネェ…」

「気になる」

「そうだね」

「心配ないよ。茅島美紅は少し頭がおかしいらしいから…妄想めいた事を言っただけなんだよきっと」

「そうかなあ」

「私だって大体、信じてはいないからね」

 不安になっている恵理香に対して、恵子は気持ちを落ち着かせた。

 恵子は自分の部屋から電話をしていた。

 家には、隣のクラスのコで恵子とは顔見知りの小百合が遊びに来ている。

 その小百合は茅島美紅と言う名前を耳にして、疑問を抱いている。

 あのコが姿を見せた…?

 まさか?

 確か…

 茅島美紅は、1年前に亡くなっているハズだけど…。


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