師匠はコスプレ☆メイ探偵
「宝石業界では有名なの?

そのナンタラ国の盗難品って」

「まあな」

「でもこれで、安西が売る目的で盗んだわけではないことは分かりましたね」

「いや、密かに売れる別ルートを見つけたのかもしれない」

「それよか、盗んだフリして隠しただけ、ってほうがありえるね。

お金にはそんなに困ってなさそうだもん。

なんか、話を訊いて、余計に分からなくなったじゃん」

 言うと、類は渇いた喉に、水を注いだ。

「そんないい加減な性格していて、まだ良くならないのか?」

 ごくりと水を飲み込んで、師匠を見た。

「何がですか?」

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