師匠はコスプレ☆メイ探偵
「そっ、そうかもしれん。だが、わしはそうは思えなかったのだ。これは、勘としかいいようがないか」

言って、師匠は、類の耳元を見た。

背中に投げやられた髪のせいで、耳は剥き出しになっている。

「それと、実は、常々変だと思っていたのだ。

お前がつけてるピアスに付いている石は、アレキサンドライトだろう?

アレキサンドライトは陽の光の下と電灯の下では色を変える。

希少で高価な石だ。

そんなものを、身につけるものにこだわらないお前が付けている事が、不思議だったんだ。

だから、こいつには何かあるんじゃないかと、実は疑っていた」
 
< 323 / 357 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop