王子様は寮長様


「ここは奈緒さんにまかせなさい!」

「へ?まかせる?」

「椎菜ちゃんのために一肌脱ぐわ!」



どういうこと!?


そうと決まったら!などと言いながら私を引っ張り、カフェを出る。




連れて来られたのは、とある有名ブランド店。


高級で入ったことなんてないよ!?


奈緒先輩はお構いなしに入っていく。



「いらっしゃいませ。今日はどのようなご用件で?」

「このこに似合う服をお願いします。」

「かしこまりました。」

「えっ!?あ、ちょっと、奈緒先輩!?」



私は店員に案内され奥へ

次々と可愛いワンピースが運ばれてくる。


奈緒先輩に見てもらいながら着替えていく。


まるで着せ替え人形だよぅ~。


一体何を考えているの?




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