王子様は寮長様
足の怪我は、ただの捻挫で安静にしていれば大丈夫とのことだった。
「椎菜ちゃんにこんなことした二人についてだけど、もう何もしてこないと思うわ。」
「え?どーゆーことですか?」
奈緒先輩は不敵に笑う。
なんだ?怖いなぁ??
「おじい様に電話したのよ。」
おじい様?
それを聞いていた猛先輩がジュースを噴いた。
「ゲホッ。ってことは、退学?」
「そこまではしてないけど、ちょっとした圧力はかかったはずよ」
「奈緒はこぇ~な」
退学?圧力?どういうこと?
私がキョトンとしていると、隣にいた相馬先輩が教えてくれた。
「奈緒は理事長の孫なんだよ。」
「あ、へぇー。孫。」
そっか、理事長の孫か。
………え?
「うそっ!理事長の孫なんですか!?」
「うん。」
知らなかった…。
奈緒先輩、すごいな。