心から好きと言って【完】
泣いてる。
泣くなよ。
咳してるし。
だーーー!
抱きしめてぇよ!!
そんな衝動を押さえて、(押さえなくてもいいんだけど・・・)傘を留果の上にかざす。
留果は涙を拭いながら、顔を上げた。
夢?とかふざけたことを言う留果。
首元を見るとむかつく。
幼なじみにされたのかよ。
涙を拭いてやる。
制服を留果に着せて、歩かせた。
留果はずっと俯いたまま。
俺も喋ることが浮かばない。
そんとき、肩に留果の肩が当たった。
「・・・ごめ・・・んなさぃ・・・」
「べつに、」
つい冷たく言ってしまう。