永遠

進路相談

走ってバス停まで行くとギリギリバスに乗れた。



帰ると母に呼ばれた。




「香織、高校はどうするの?」




「・・・てか、それ前にも言ったじゃん?」




「明日、進路相談の日でしょ。もう一度きいとかないと。」




「高校には、行かない・・・」




「お母さんは行ったほうがいいと思うのよ・・。」



「お母さんが行けば良いじゃん。」



ガキっぽい答えを返すとイスから立ち上がった。




「香織!!いい加減なんで高校に行かないか教えてちょうだい!理由も分からないで


了解するわけにはいかないのよ!?」





「理由・・・?そんな簡単な事言ったら了解してくれるんだ?理由は、


学校の勉強について行けなくなっただけ。」




これ以上話が長くならないうちに部屋に戻った。





部屋では声を殺して泣きはらした。
何か分からないけど、涙が出てきた。

もう何もかも投げやりにしたい気分だった。
初めてもう死んでも構わないと思った。




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