お兄様と妹様。

運命の7日目


「あら、ヤダ…私ったら」
何かに気がつき、妹・ローズは我に帰る。

「どうしたんだい?」
そこに、兄・ダリアはやってくる。

「ぉ、お兄様!!!?」
とローズは慌てる。

「ん?」
「いぇ、なんでもないの。」
「本当かい?」

「ぇえ、本当よ。別に“白い錠剤を噛み砕いてみた”とか、そういうわけでは決してないわ!」

ますます慌ててしまうローズ。

「ん!?白い錠剤だって?」
「あら何故其れをご存知ですの?」
「何言ってるんだ?お前がさっき自分で口走ったのだろう?」

(・・・ぇ)


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