奇妙な世界へのススメ
"問題!机に書き写して!"
え。
どうだ解けないだろうといわんばかりの先生を笑顔でかわして書き込んだ。
"答えは3X+8ね"
「3X+8、ですか。」
「・・・・・!?せ、正解だ。」
勝った、て感じの瞬間だった。
ちょっとした歓声までおこった。
"えへへへへ"
机には俺より嬉しそうなウサギ。
"ミク、やるじゃん"
"!!
・・・ミク、り、涼くんの役に立てた・・・?"
少し、撫でてみる。
しなやかな感触が心地いい。
こいつも気持ちよさそうに震えた。