私は嘘で出来ている。
「ねぇガァ子、今から採用面接一件あるからよろしくね」


「そう、歳いくつ?」


「今年二十二。あんたと同じ」


「ふーん。使えそうなら、うちで一番の若手だね」


店の人事は私の役目だ。


ママ曰く、


「だぁ~って、ガァ子オカマ見る目あるんだもん」


嬉しくない。


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