私は嘘で出来ている。
「菫さんとユラさんに相談したら協力してくれるって言ってくれたの」


「でも…」


「今回のことで分かったの。もう世間に嘘つくのは嫌だって。だから本物の女の子になる」


「許さない」


「ガァちゃん…?」


「絶対許さない…有本君がいなくなるなんて、絶対許さないんだから!!」


< 169 / 210 >

この作品をシェア

pagetop