はつ恋
あまり歌は得意ではなかったが、涼さんと二人で歌ったりして、いつもの私じゃないくらいはしゃいでいた。


真理に進められ、酎ハイを少し飲んだりもした。


涼さんが心配をして、「亜子ちゃん無理しなくていいから 。」


真理が「亜子楽しいんでる?もっと飲んで。」と酎ハイを進める。


私も陽気になって飲もうとした。


「真理亜子ちゃんもう酔ってから、飲ませちゃ駄目。」


「亜子弱っ。」


私は急に気持ち悪くなった。


トイレへ行こうとすると、ふらついて歩けない。


涼さんに支えられトイレに行く事になってしまった。


涼さんに何回もごめんなさいと言うと、気にしなくていいからと抱き抱えてくれた。


私はカラオケの部屋を、涼さんに抱き抱えられて出た。


トイレに行こうとしたら、誰かにぶつかってしまった。

私がごめんなさいと言うと、その人が私を見た。


私はびっくりしてしまった。ぶつかった相手は佳祐だったから。



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