はつ恋
佳祐が、「クリスマスは二人で何処へ行こう」


「いいの?私二人でいれるなら何処でもいい。」


本当にそうだから。一緒にずっといられたら何処かへ行かなくてもいいよ。


「本当は二人で手掛けたいだろう。」


「うんでも。」


「いいからもっと甘えてほしい。我慢しないで。」


本当は佳祐と一緒に出掛けたい。みんなに佳祐と付き合ってるって言えたらいいのにと思う。


「私バカだよね。佳祐は教師だからその事分かってる癖に、我慢するなんて言いながら我慢できなくて、

真理にも涼さんにも悪い事しちゃった。佳祐好きな癖に、はっきりした態度とらなかったから。」


佳祐は分かってからいいよ。と私の頭を撫でる。


「涼さんといる時、佳祐ならいいなって思ってた。涼さんに佳祐重ねて、私ドキッてした。」


佳祐が複雑な顔をする。


「それは俺にドキッとしたって事だよな。」


かも知れないけど、とにかく私が悪い事は確かだから。


「涼さんに誤りたい。」



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