はつ恋
佳祐は毎日遅く帰り、ご飯を食べると又部屋に。


私は自分が寝る前に、いつも佳祐におやすみを言っていた。


今日もノックをして部屋に入った。佳祐は机にふさり眠っていた。


私は佳祐の肩に毛布を掛けようとしたら、「俺寝ちゃったんだ。」


「コーヒー入れてこようか?」


「ううんいい。今日はもう寝る。」って言い私の手を握る。


「佳祐。」 久しぶりに触れた手。


「今日は一緒に寝よう。」


佳祐に腕を引かれた。


「なんか久しぶりだね。学校では毎日会ってるのに、家に帰るとほとんど話さないしね。亜子寂しいよなぁ。」


ううん大丈夫だよ。もう11月だから、卒業まで4ヶ月の我慢だからね。


私は急に気持ち悪くなった。


ここ最近食欲がない。


「亜子少し痩せた?」


佳祐の言葉に返事出来ず、私そう言えば生理が来てない。


私の青ざめる顔を見て、佳祐が心配な顔をする。


亜子どうした?具合悪いのか?


どうしょう私。



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