はつ恋

偽りの心

もう7時近い光太の部活が終わる。私はいつも教室で待っていたが、今日はサッカー部の部室まで行ってみた。

丁度終わったようだ。光太たちが部屋に戻って来た。

光太は私を見つけると、「どうした?珍しいな亜子が部室まで来るなんて。」


「だって待ちくたびれちゃったから。」


光太は、「悪い悪い急いで着替えるからな。」と部室に入って行く。


光太のサッカー仲間の風見駿が私に、「亜子を待たせるなんてな。俺ならサッカーさぼって亜子と帰るのに。」


私が笑うと光太が顔をだし、「俺の亜子に気安く声かけんじゃねぇ。」


駿君は頭を叩かれた。


「亜子も駿と口聞くな。」


そんなの無理だよ。光太!駿君は光太の親友でしょ。

駿君が「光太は独占欲強いから、亜子も大変だな。サッカー部は亜子ファンが多いから、光太あせってるんだ。」

次の瞬間駿君は光太に思い切り、小突かれていた。


「光太痛いよ。手加減しろよ。」


「お前がよけいな事いうからだろう。」


二人は笑っていた。



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