君の隣で。
あたしは自転車を降りて、弘之の顔を見た。

そして、あたしは泣きそうな目をこすって、
「…ごめん…。」
と言った。

あたしは逃げるように走り出した。

弘之はそれを追いかけないで眺めてた。

まるで、捨てられた子犬のような瞳で…。
< 19 / 25 >

この作品をシェア

pagetop