君の隣で。
「っ…だ…誰…?」

不安が混じった声で問いかけた。

あたしは目をこすって、見た。

そこには…。

あたしはそこで目を覚ました。

早々と布団から出て、リビングに向かう。

熱なんてもうない。なのに、泣きそうになるのはきっと、夢のせい。

あの…夢のせいだ。
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