野球バカ
あれ?
黙ったよ?
知らないのか?
「あ、あー… 入ればわかる!!」
本当に知らないのか。
「具体的に!! 一つでもいいから!」
すごく悩んでいる。
マネージャーとか、いらなくないか?
「あっ!女でタダで甲子園に行ける!!」
なんだそれ。
それじゃあ、マネージャーとかいらなくない?
「甲子園いくの?」
「当たり前だろ!!」
「いけるの?」
「いくに決まってるだろ!!」
どこからそんな発言出来るのか…。
ここ、そんな野球強くないでしょ…?
「そんな簡単にいけるわけないでしょ?」
「当たり前だろ!!」
もう訳分かんない…。
「安心しろ!!オレが絶対、甲子園にお前を連れていってやるから!」
そう言うコイツは、楽しそうに笑った。
コイツ・・・ 天然…?
または、ただのバカ?
ヤバい… きっと顔 真っ赤だ。
なんか・・・ 負けた気分…。
「絶対だよ!!」