松本さんのハナシ。





「ちょっと、松本サン困ってんでしょ?」





私と皐月くんの前に、西田さんが現れました。





西田さんは、少し明るめの茶色のストレートの髪をしていまして、顔は"可愛い"よりも"綺麗"の方があっていると思います。





前回、とりまきさん達が教室に来た時に教えてくれた人が、西田さんなのです。





あの事件?がきっかけで、私は西田さんと少し仲が良くなりました。














―数日前―





[松本さん、殴られたらしいよ?]

[マジで!!誰に?]

[ほら、皐月くんのとりまきだよ。]

[ああ~この前タンカきってたもんね~]





こんな噂がクラス中に流れてしまいました。





殴られた時、横を何人か通り過ぎていた人いましたからね。





(人は噂が好きですね。)





「松本サン!!」





いきなり目の前に西田さんが現れて、私の名前を呼びました。








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