噂の彼の甘い罠†アイドルと秘密の同棲
「なっ・・・何のコトですか・・・ぎゃっ」

また昨日のように、晴弥に後ろから羽交い絞めにされ、首を軽く絞められる。

「そーなんですよぉ。オレずっと海外に住んでて、戻ってきてすぐ芸能活動だったもんで・・・ほとんどコイツん中では兄としての記憶がなくてー」

ぐぇー・・・くる・・・しぃ。

首、絞めすぎぃ。




椎名ちゃんは、隣で目をひんむいて私を見てる。

た・・・助けてぇ。



「それにしても兄思いよねぇ。ソロとして活躍するお兄さんの芸能活動をフォローしたいって、自分から言い出すなんて。

増田さん、今度から外出許可を出しますからね。ヒロくんについて行く日は先生に言いなさい」


え。外出許可ぁ?そんなのいりませんけどっ。

嫌だー、私は学校にいるー。



キッと晴弥を睨むと

「よろしくなー」

って、私の目を見て

clashヒロの、あのアイドルスマイルを見せた。






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