溺愛結婚!?~7つの甘いレッスン~
「きっかけはあげたけれど、この先どう成長していくかは彼女の努力次第だから。
大賞とってもそれ以降大成しなかった受賞者はたくさんいるからな…。
今は小山内さんがらみで名前だけが先行してるから。
地に足をつけて…な」
まるで父親のような穏やかさで語りかける大沢さんは、私と濠に向かって目を細めた。
「ま…しばらくは大変だとは思うが…ちゃんとした新婚生活も送れるように…こちらも気にかけておくから」
「あ…ありがとうございます」
ふんふんと頷く大沢さんと相模さんに頭を下げた。
ちゃんとした新婚生活を送れるって…どういう事なのかピンとこないけれど…濠との結婚を明るいものにできる言葉に聞こえて嬉しくなる。
濠がいて、幸せな生活を送ってこその仕事だから。
濠を一番に考えたい…。
「あ、呼んでるんじゃないのか?」
相模さんの声に振り返ると、濠に向かって不安そうな視線を投げているホテルの人達。
濠と目が合うと、焦ったように手招きしていて、その中にはやっぱり雪美さんもいる。
当たり前なんだけど…。
その姿は今まで感じていた雪美さんのオーラではない何かが見える。
相変わらず綺麗な立ち姿に制服はよく似合っていて目立つけれど…。
今までならその視線は濠に向かってさまよっていたのに…。
今は全く濠を見ていない…?
え…?
何気なく辿ってしまった雪美さんの視線の先には、会社の人と笑っている喬。
私の受賞を祝って、会社からも何人か授賞式に来てくれていて、顔見知りだろう面々と笑っている喬を見ている雪美さん…。
ぼんやりと飛ばす意識の先にある喬の姿を意識しているに違いない様子に私の気持ちはぐっと持っていかれた。
慌てて濠を見上げると同時に、
「すみません。仕事に戻ります。今日はよろしくお願いします…。
じゃ…落ち着いて…」
軽く私の背中を叩いて、優しく笑って。
濠は人の間を抜けていった。
今からの授賞式の責任者としての緊張感を背中に漂わせて…。
ふっと溢れる寂しさに、何だか不安がよぎる。
今までなら一人でも大丈夫だった事が、どんどん欲張りになってできなくなる。
今だってずっと濠と一緒にいたくてたまらないし…。
大賞とってもそれ以降大成しなかった受賞者はたくさんいるからな…。
今は小山内さんがらみで名前だけが先行してるから。
地に足をつけて…な」
まるで父親のような穏やかさで語りかける大沢さんは、私と濠に向かって目を細めた。
「ま…しばらくは大変だとは思うが…ちゃんとした新婚生活も送れるように…こちらも気にかけておくから」
「あ…ありがとうございます」
ふんふんと頷く大沢さんと相模さんに頭を下げた。
ちゃんとした新婚生活を送れるって…どういう事なのかピンとこないけれど…濠との結婚を明るいものにできる言葉に聞こえて嬉しくなる。
濠がいて、幸せな生活を送ってこその仕事だから。
濠を一番に考えたい…。
「あ、呼んでるんじゃないのか?」
相模さんの声に振り返ると、濠に向かって不安そうな視線を投げているホテルの人達。
濠と目が合うと、焦ったように手招きしていて、その中にはやっぱり雪美さんもいる。
当たり前なんだけど…。
その姿は今まで感じていた雪美さんのオーラではない何かが見える。
相変わらず綺麗な立ち姿に制服はよく似合っていて目立つけれど…。
今までならその視線は濠に向かってさまよっていたのに…。
今は全く濠を見ていない…?
え…?
何気なく辿ってしまった雪美さんの視線の先には、会社の人と笑っている喬。
私の受賞を祝って、会社からも何人か授賞式に来てくれていて、顔見知りだろう面々と笑っている喬を見ている雪美さん…。
ぼんやりと飛ばす意識の先にある喬の姿を意識しているに違いない様子に私の気持ちはぐっと持っていかれた。
慌てて濠を見上げると同時に、
「すみません。仕事に戻ります。今日はよろしくお願いします…。
じゃ…落ち着いて…」
軽く私の背中を叩いて、優しく笑って。
濠は人の間を抜けていった。
今からの授賞式の責任者としての緊張感を背中に漂わせて…。
ふっと溢れる寂しさに、何だか不安がよぎる。
今までなら一人でも大丈夫だった事が、どんどん欲張りになってできなくなる。
今だってずっと濠と一緒にいたくてたまらないし…。