ナヤンデマナンデ
目覚めた俺は日常に変化も求めない売り場のおばさんを遠目に 話のネタのプレゼントを贈る発送手続きを心の郵便局で行う。
あまりの出来事にじたばたした俺は のどの渇きを感じる。
「もう何も恐れることは無い」と人生の分岐点に立ち くわえ煙草で自販機に¥120を捧げる
残金¥200.。。このひもじい瞬間は全て思い出になる。
祝いのコーヒーは「エスプレッソ」。
絵になるぜ。
これで真昼の月と乾杯をしようじゃないか。
ひもじい日々にサヨナラの想いを込めた俺は
黄金の左指でスイッチを押した。
ぽちっ。。ガタンッ ゴロンッ。。。」
「ピピピピピピピピピピッ・・・・・・」
「?」
「ピッ・・・ピッ・・・」
「!?」
「ピィーーーーーーーーーー!」
瞼に映る「大当たり!!もう1ッ本」。
「はんがぁぅっ!!!!!!!!?」
とっさに事態を把握した俺は声に鳴らない声を出す。
やってしまった。。。。。
その後スクラッチくじは紙くず
俺は公園のブランコに揺られながら
両手で鎖と缶コーヒー2本を持ち 贅沢に交互に楽しみ
さわやかな いつも通りの午後を過ごした。
おしまい。