突然の恋!?
私は正直に話した。


「おばあちゃん。
先生が海外に行ってからも、
ずっとお祈りをしていた。


絶対にドナーが現れて、
成功したら必ず、
逢いに来てくれると。」


「そうだったのか?」


「うん。」


先生は私を優しく抱きしめて、
聞こえてくるのは、
お互いの泣き声だった。


「本当に生きるのが、
辛かったけど、
美佳に会いたい一心だった。
俺にとっては初恋だから。」


「私もだよ・・。」


私は初めて素直に言えた・・。
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