先輩王子のちょっと危険な甘い罠
「そうだよね〜王子様に彼女がいないってことは、まだ皆の王子様だもんね。理想や夢を壊しちゃダメかぁ〜」


「うん!そうだよ!やっぱり楽しく過ごすのがいいよ」


私は王子様の中身を先に知っちゃったから、理想も夢もないけどさ


「風花、アンタが王子様のこと、夢持ってんじゃないでしょうね?」


琉衣が口角を上げて怪しく笑う


「ないない!私は王子様だろうが執事だろうが、見かけじゃなく、中身を見るから」


「あっ!執事で思い出した!最近、王子様の隣に執事らしき人物がいるのよ」


私はソレを聞いてドキドキした


執事らしき人物?


誰のこと?


まさか、私じゃないよね?





< 148 / 257 >

この作品をシェア

pagetop