先輩王子のちょっと危険な甘い罠
アメ、私にくれる為に選んでくれたんだ


そう思うとちょっと嬉しいかも


「先輩?アメのお金はどうしたんですか?少しずつでも返すから、毎日図書室でって約束でしたよね?」


「あ〜いや、アメは餌付けに必要だからな」


「先輩!私、アメなんかじゃ、餌付けなんてされませんから」


すると先輩は私の顔を覗き込んだ


「風花は何で釣れる?」


「私ですか?ん〜」


少し考えて頭を過った言葉を口に出した


「「エジプト!」」


私の言葉と先輩の言葉が重なる


「な、何で…わかるんですか?」


「俺、天才だからな!」





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