先輩王子のちょっと危険な甘い罠
私は琉衣の指差す方向に目をやって驚いた


嘘…アイツじゃんか!


アイツが王子?


何王子?


バカ王子?変態王子?


「いいなぁ〜私も1個上だったら少しは話すこともあったかもしれないのになぁ〜」


私は琉衣の話もそっちのけで、グランド近くを歩いている先輩から目が離せなかった


「風花?聞いてる?」


「え?あっ…うん、そうだね」


「クールなのに、笑顔は可愛くてさ、天使の微笑みっていう噂もあったんだよ?」


「へ、へぇ〜天使の微笑みねぇ〜」





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