先輩王子のちょっと危険な甘い罠
私は2つのアメを握りしめ、恐る恐る校舎を見上げた


3階の廊下の窓から覗いている顔


アイツだよ〜


表情は良くわからないけど、手招きをしている


私は仕方なく図書室へ向かうことにした


だって…


毎日、図書室へ行くのが、2万を返してもらう為の条件なんだもん


それにしてもアイツ、何で私が裏庭にいるの知ってんの?


誰も知らないハズなのに…


図書室、行かなかったから怒られるかな?


もしかしたら約束破ったからって2万返さないって言われるかも…


どうしよう…





< 47 / 257 >

この作品をシェア

pagetop