先輩王子のちょっと危険な甘い罠
私、このままアイツと気楽に接しててイイのかな?


いつかバレるかもしれないよね


早く2万、返してくれたら気が楽なのに


「まっ!毎朝この時間に来れば、王子様に会えるからね」


「もう!何度言わせるのよ!私は別に…そんなんじゃないってば!」


「ハイハイ」


私は変な笑い方をする琉衣にデータ帳を返し、席に着いた


私、本当にアイツなんて気にもならないんだから


放課後に会うのだって夏までって決まってるし、それが過ぎたら何の関わりもないんだから





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