恋時雨-セツナイオモイ-
悠斗が居なかったらきっと


私はこの世から消えていた



流「良いよ、もう裏切られるのは嫌だよ」



だけど彼も辛い顔をするのは何で?



悠「何なら俺が彼氏になるぞ?」



冗談だと分っているけど


未だに覚えてるあの時の日が


繰り返される――



悠「一応言っておくけど..さ――」



月「なーにやってるの?お二人でw」



針野 月葉(はりの つきは)


モデル並みのスタイルで雑誌に載っている


モテ女という存在!←



悠「何もない!針野には関係なし!」



そう言って彼は私の手を掴み


学校の帰り道を一緒に歩いた



悠「ごめん、痛い無かったか?」



心配そうに私を心配する目



流「平気だよ、けど..手」



そう言った瞬間


悠斗の顔が赤くなっていた



悠「そーだよなw迷惑だよなw//」


久しぶりに男の人と手を繋いだ


子供の頃に繋いだ悠斗の手とは違う


ちゃんとした男の人の手――


少しばかり恐怖を思い出させる


あの時の日々が――









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