海の果てに-君は海賊-

2、この船の一員




リ「な、なんなの?!これは?!」



目の前にズラーッと並んだ料理。



その量に、目を点にさせる。



ガ「なにって…飯だろ」



何言ってんだ?コイツ、みたいな目でガリュウは言う。



リ「いや、それはわかってる。…けど、多すぎでしょ」



何十人前だよ…いや、何百人前か…?



ガ「そうか?俺、1人でも5人分は喰うぞ。他の奴らも」



ガリュウがそう、ある方向を指さした。その方向に目を向けると…



リ「…why?」



そこには、ガツガツと勢い良く飯を口に放り込むヨクの姿が。



…お前、具合悪かったんじゃねぇのかよ



ガ「な?」



リ「食糧、足りるの…?」



ガ「あぁ、心配ねぇ。すぐそこに食いもんがたくさんあるからな」



そう言うガリュウの視線の先にあるものは海。



どうやら主食は海にある食べ物らしい。



…だから、グロテスクな物が混じってるのね…



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