ぼくらのきずな

新たなる門出

落ちたらあとは上がるだけ。。


いったい誰の言葉だったろうか・・・。


落ちても落ちても、底が見えない。


そんな状況下、いったいどこまで落ちれば僕は止まることができるのだろう。


目をあけても、上を向いても広がるのは暗やみばかりで・・・例えここに毒りんごが投下されても気付きさえもしない・・・そう、死ぬことすらできない生き地獄のような中に居た。  


広がる限りの

黒、、、

黒、、、

黒、、、

こんなにももろく、
こんなにも簡単に

きみは命という実を持って身体という・・・
今となっては“ぬけがら”から脱してしまったのか。
哀しくも
哀しくも

ぬけがらは、まるで冷たい。

春の穏やかな気候さえも、暖かみを忘れてきみのぬけがらの前で立ちすくむ。

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