素直な気持ち
第1章

一目惚れ



私の名前は愛川 奈津歌。

中学2年生。14歳。





「ねぇ奈津歌?」

「ん?」

「前見て歩かないと転んじゃうよ?」

「大丈夫だよ。うちは、本見ながら歩くの

慣れてるから転んだりしないよ。」

「ほんとに?きのうもそう言って「キャーッッ」

「ほらね」

痛いなぁ。今日も転んじゃった。

あぁ、言ってなかったけど、

うちはいつもケータイ小説読みながら

歩いてるから毎日転んで怪我しまくってる。

今日もそう。

「だから、言ったのに。毎日転んでるんだから

いい加減にしたら?てか、今日は一段とすごかった

気がする。だってパンツ丸見えだし。」

今日はパンツ見えてたのかよ。

恥ずかしすぎる。

昨日は靴脱げて靴下穴あいてたし

そのまえは髪の毛1本抜けたし・・・
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