明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。

ぼんやりとうつむいて。

地下鉄のホームは朝も昼も夜も同じ顔を持っている。

時計を見ない限り今、何時なのかわからない。

そんなこと考えながら今度はそっと顔を上げる。



反対側のホームに立つ人をゆっくりと見て…


あ。

あそこに立っている人…。

アタシは目を凝らしてその人を見る。

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