明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。
個人情報の云々で最近はいろんなところがうるさい。
だから管理をちゃんとしておかないといけなかったから。
さっさと片付けてしまっておきたかった。
それにまず、
生徒自身に興味はなかった。
でも今、雨霧 葵のカードには…。
あいつには両親が…。
なのにどうしてそこまで笑顔でいられるんだ?
いや、違う。
いつも遠くから俺を見ていた瞳。
あの瞳は独りぼっちの瞳だ。
俺と同じ。