明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。
アタシは返せなかった鍵を席に着いて眺める。
「葵、それなんの鍵?」
結衣がやってきてアタシに声をかける。
「あっ…これは…
えっと机の…そう、
家の机の鍵なの。
間違えて持ってきちゃって」
「ふーん…」
納得したようなしないような返事をする結衣。
アタシ、最近結衣に秘密ばっかだね。
ごめん。
だって結衣、
アタシが先生の話するの、
あんまりいいように
思ってないような気がして。