明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。

ドアの閉じる音がして
彼女が出て行ったことを確認して深い深いため息をついた。


まるで緊張の糸が解けたように。


たかが
相手は17歳の小娘なはずなのに。

そんな彼女を目の前にして俺は…なぜ…。

こころの奥を見透かされているような…。


だから彼女が怖いのかもしれないと思っていた。

同時に彼女と関わりたくないと思っていた。





でも
それだけじゃなかった。

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